16日にち、那須なす町まち伊王野いおうのの林道りんどう脇わきの河原かわらで、本籍ほんせきが東京とうきょう 台東たいとう区くの宝島たからじま龍太郎りゅうたろうさん（55）と、40歳さいから60歳さいくらいの女性じょせいが全身ぜんしんを焼やかれた状態じょうたいで遺体いたいで見みつかり、警察けいさつは何者なにものかが遺体いたいを遺棄いきしたとみて捜査そうさしています。

2人にんは首くびを圧迫あっぱくして殺害さつがいされたとみられ、女性じょせいは頭あたまの骨折こっせつが死因しいんだった可能かのう性せいもあるということです。

その後そのごの調しらべで、遺棄いき現場げんばの近ちかくの林道りんどうから河原かわらまで遺体いたいを引ひきずったような跡あとが確認かくにんされていることが捜査そうさ関係かんけい者しゃへの取材しゅざいで分わかりました。

付近ふきんの住民じゅうみんによりますと、現場げんば付近ふきんにある防犯ぼうはんカメラに第だい一いち発見はっけん者しゃが遺体いたいを見みつける3時間じかん近ちかく前まえの午前ごぜん4時じ10分ふんごろに黒くろっぽい車くるまが現場げんばのほうに向むかい、その30分ふんほど後ごに反対はんたい側がわからスピードを出だして戻もどってくる様子ようすが写うつっていたということです。

警察けいさつは、別べつの場所ばしょから車くるまで運はこばれて遺棄いきされた疑うたがいがあるとみて調しらべています。

「足あしに結束けっそくバンドが見みえた」

遺棄いき現場げんばを目撃もくげきして警察けいさつに通報つうほうした那須なす町まち森林しんりん組合くみあいの男性だんせい職員しょくいんは「現場げんばの河川敷かせんしきにマネキンのようなものが2体たい、腰こしから下したの部分ぶぶんが重かさなるように倒たおれていて、その周まわりがだ円形えんけいに焦こげているのが見みえた。白しろい煙けむりが周辺しゅうへんに立たちこめていて、腹部ふくぶからは炎ほのおが30センチぐらい上あがっていた」と話はなしました。

その上うえで「いずれも頭あたまには黄色きいろい袋ふくろがかぶせられているのが見みえ、手てには血ちがにじんでいるのが確認かくにんできたほか、足あしに結束けっそくバンドが見みえた。1人にんはブーツを履はいていて女性じょせいかなと思おもった」と、当時とうじの状況じょうきょうを語かたりました。